主な修復メンテナンス実績
2000年 長崎平和祈念像
01.銅像修理修復「腕ききの職人」延べ1,200人を長崎へ派遣
02.合計104パーツで構成された長崎平和祈念像銅像
03.10色もの調合 建立当時の鮮やかな青銅色にて銅像再現
04.接続面ボルト穴9割結合 巨大銅像驚くべき精度
修復データ
修復従事者 約1,200名
修復総費用 約7千6百万円
※修復懇話会の報告金額:長崎新聞掲載より
現場指揮 長慶太刀男(故人)
※修復当時、竹中製作所 取締役部長
総指揮監修 富永直樹(故人)
05.巨大銅像 長崎平和祈念像の大修復、多数の尽力により無事完了
こうして長崎平和祈念像の大修復は、多くの人の尽力によって無事に完了しました。
銅像や銅器など多くの銅製品を扱う会社として、竹中銅器(竹中製作所)がこのようなプロジェクトを受託できたのは、名誉なことであり、また、高岡銅器の技術を内外に広く知っていただけるという意味でも、とても有意義なことであったと思います。
あらためて、今回の改修に参画いただいた関係者の皆様方に御礼を申し上げます。 改修を終えた長崎市は、平和祈念像の裏側に修復の経過を記した銘板を取付け、台座内部には修復工事の設計図をはじめ、関係資料を保存することにしました。
06.高岡銅器技術の結集 長崎平和祈念像 修復を振り返って
これまで、老朽化のため見合わせていた消防放水による水洗いを今後は取り止めることにし、3年に1度の割合で手作業による洗浄を行うことに変えたとのことです。新しく生まれ変わった長崎平和祈念像は、被爆で亡くなった犠牲者の冥福を祈るとともに、世界に向けて平和の尊さを訴え続けていくことでしょう。(平成12年2月)