
竹中銅器は4世紀の歴史をもつ高岡銅器の伝統を受け継ぎながら、現代社会に反映するモノづくりを進めています。その結晶の一つがこのホームページでご紹介する作品です。
おそらく高岡銅器というと、鋳物の美術工芸品やブロンズ像といった先入観をお持ちの方は、こんなにも様々な商品が高岡で作られているのかと驚かれることでしょう。確かに高岡銅器は美術鋳物生産において全国の90%のシェアを占めることから、伝統工芸品としての知名度が高いと思われます。しかし一方では、従来の高岡銅器のモノづくりの概念を超え、新しい分野において鋳物技術が要求されていることもまた事実です。
特に建築物や公共空間など、環境創造に直結する製品ニーズが急速に広がり、大量生産される工業製品とは異なるスタンスでオリジナリティを追求する素材として注目されています。このことは、単に高岡銅器の長い歴史や継承してきた技術に依存するだけでなく、常に新しい技術の研究・開発に積極的に取り組んできたことが結実したものと私共は自負しています。
例えば鋳造技術を取り上げましても16種類の技法を有し、銅合金やアルミニウムをはじめ、金、銀、鉄、錫、ステンレス、さらにはチタンなど、およそ金属であればすべて鋳造できる技術を持っています。さらに製品の最終仕上となる着色技術においても、伝統的な手法から近代工法まで幅広く、しかも高度に発展しております。そして何よりも世界的に類を見ない鋳物に関連する製造技術が、高密度に集約している工芸都市・高岡の懐の深さを自らが再認識すると共に、世界に誇る鋳造技術や実績を積極的にアピールすることが必要だと考えております。
また、竹中銅器ではこれら高度な技術と同様に、製品の価値を高めるためにデザインの力が不可欠と考え、30年以上前、業界に先駆けデザイン室を発足しております。このデザインと技術のせめぎ合いの中からも、新しいモノづくりの視点が生まれてきたと考えます。
これまで、オリジナルブランドの開発をはじめ、一流クリエーターとの連携による商品開発にも意欲的に取り組み、その作品は各方面から高い評価を受けております。建築家やアーティスト、プロダクトデザイナー、造形家をはじめとするクリエイティブな世界で活躍される方々と高岡銅器との出会い。その創作活動は私たちの想像を遥かに超えて、新鮮でエネルギッシュなものです。
単体として、モノから景観・環境に働きかけるモノを生みだす高岡銅器。形やポジションが変わろうとも、鋳物の持つ価値をしっかりと発揮してまいります。ご紹介する作品が、建築物や景観づくりに携わる方々へこれからのモノづくりの可能性を触発する機会になれば幸いに存じます。
このホームページを通じて「人との出逢い」が生まれることを念じて止みません。
| 1927年 | 高岡市宮川町において銅器加工店を創業 |
|---|---|
| 1945年 | 竹中製作所に名称を変更、 非鉄金属部を設置 |
| 1959年 | 株式会社に改組 |
| 1963年 | アルミ建材部を設置 |
| 1964年 | 現在地(高岡市美幸町)に本社移転 |
| 1971年 | デザイン室を設置 |
| 1974年 | 本社社屋を新築 |
| 1984年 | 高岡銅器展示館(高岡市戸出)を設置 |
| 1987年 | 本社社屋改装 |
| 1991年 | 本社ショールームを改装 |
| 1994年 | 高岡銅器展示館を改装(当時、北陸最大規模の大食堂(500名収容)を営業) |
| 1996年 | 創業70周年 |
| 1999年 | インターネット販売専門店『株式会社ティースリーコレクション』を設立 |
| 2003年 | 戸出の高岡銅器展示館を閉館、 本社1階、3階に展示販売場を移転 高岡駅ステーションビルに伝統工芸土産店『心(こころ)』を出店 6月 高岡銅器有限会社設立 人事異動(竹中伸行 代表取締役社長に就任 ) 9月 メンテナンス事業部を設置(銅像・ブロンズ像の修理保守) |
| 2007年 | 4月 銅器部を分社化し、『株式会社竹中銅器』を設立 |
